靴がフィットしていないと、足の屈曲位置と靴の屈曲位置がずれたり、靴の中で足がずれたり、足指が曲がったままになったり...。気持ちよく走れないだけでなく、本来のパフォーマンスを発揮できないだろうし、ケガの原因にもなりかねません!
きちんとフィットした靴を選ぼうと思うと、お店で足の長さを測ったり場合によってはハイテクマシンで足形測定をしたりすることもありますが、個人的にオススメするのは↓↓の画像の方法。

靴のインソール(中敷)を取り出し、踵を合わせて足を乗せ、爪先にどれくらい余裕があるかみる方法です。マシンもいらないし、一人でできるし、目で見てわかるし、とても簡単。
一般的に「足の実測+0.5cm~2.0cm」が適切な靴のサイズと言われていますが...、0.5cm~2.0cmって差が大きすぎますよね苦笑。正確には+0.5cmが良いと言う人もいれば +2.0cmを勧める人もいると言うことです。
個人的には「+1.0~1.5cm」くらいが良いかなぁと思います。何か科学的な根拠があるわけではありませんが、これまで多くの人の靴を合わせてきた結果それくらいがベストかと。
で! ↑↑の画像の方法で言うと、踵を合わせて中敷に足を乗せ、爪先側に1.0~1.5cmくらい余裕があるのが良いです☝️。
ただ、足のサイズも人ぞれぞれです。例えば子供の靴も大人と同じ+1.0~1.5cmで良いのか?と言うとそうではありません。そんな時は「親指1本分」余裕があるくらいが適切なサイズ感と考えていただければ良いかと思います。
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そんな靴のサイズ感なのですが、先日衝撃を受けた出来事がありました。
以前から指導している某大学の部活動生が、先シーズンからケガが多く、原因を色々と考えていました。
筋力トレーニングのフォームを徹底したり、練習量や強度の管理、体のバランスやら何やら...。色々やってみた結果、よくなったこともあれば、なんだかよくならないこともあり、なんでかなぁ〜と思っていました。
ある時、学生から靴のサイズの相談を受け、上記の方法で今の靴があっているか見てみたところ、やけに小さい靴を履いている...。
もしやと思い、全員に上記のインソールに足を乗せた写真を送ってもらったところ...



なんじゃこりゃ !? 笑
1枚目は明らかに靴が大きすぎるし、2・3枚目は小さすぎる! 3枚目に関しては靴より足の方がでかいじゃないか!
適切なサイズの靴を履くと言うことは自分にとっては当たり前すぎて、まさかこんなことになっているとは...。
全員調べて適切なサイズの靴を履いていた人は2~3人くらい。割合で言うと10%以下...。
いや〜通りでケガするわけだ!あんなに練習するのに結果が出なかった訳だ!と妙に腑に落ちる部分も多々あります。
何を隠そう、自分も高校生の時はそんな感じでした。自分の足幅が広いものだと思い込み、普通のサイズだと指が当たるわ〜と言って一つ大きいサイズを履いていました。今思えばケガが多かったし、ある時から適切なサイズに変更すると、やったらスイスイ走れて実際に速くなったし気持ちよかった笑。
ケガをしたり、たくさん練習したのに思うような結果が出ないのは辛いことです。
今回はまさかみんなの履いている靴がこんなことになっていたとは気づかなかったこと、当たり前すぎて盲点になっていたことを反省...。
逆に適切なサイズの靴を選ぶだけで、ケガを予防でき、今よりパフォーマンスが向上すると言うこともよくある話。
今後みんながそうなることを願い、引き続きトレーニング指導や靴選びも含めたサポートをしようと心に誓ったのでした。
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皆さんも靴のサイズ感どうでしょう?
とりあえずお家でインソールに足を乗せてみてください!
そして、靴を選ぶ時はなるべくお店で店員さんのアドバイスを受けることをオススメします。
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