雑学:スタートダッシュは有効?

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ペース配分は非常に重要です。

見よ この苦しそうな姿を!先日の塩の道のレースで体を張って実証しました...涙。

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実際のところ、以下の研究でスタートでブッ飛ばすとどうなるか検討されています。

Increased Blood Lactate Level Deteriorates Running Economy in World Class Endurance Athletes.
Hoff J1, Støren Ø, Finstad A, Wang E, Helgerud J.

実験の手順は以下のとおり ↓↓。

1:まず疲労困憊までランニングを行う。

2:血中乳酸濃度が3mmolか5mmolになるまで数分間休憩。

3:LTペース(乳酸が出始める強度、いわゆるレースペース)でランニングエコノミー(効率)を測定。

結果、5mmolになるまでしか休んでいないグループはランニングエコノミーが5.5%低下したそうです。これはフルマラソンを2:30で走るとするなら8~9分もの差になります。

スタートでぶっ飛ばすと当然疲れますが休息が十分でないと走りの効率が低下する。逆にしっかり休めば走りの効率も低下しませんが、レース中にのんびり休んでいる暇なんてありません...。

要はスタートでぶっ飛ばすと疲労の影響でその後の走りの効率が低下し、結果的にパフォーマンスは良くないだろうということです。この前の自分のことやないか!

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では、短い距離や時間のイベントではどうでしょうか?

以下の研究では自転車の1500mT.Tについての検討がなされています。

Influence of all-out start duration on pulmonary oxygen uptake kinetics and high-intensity exercise performance.
Wood MA1, Bailey SJ, Jones AM.

自転車の1500mT.Tにおいて3つのペース配分でタイム等を比較 ↓↓。

①通常のペース配分

②15秒全力スタートの後、通常のペース配分

③90秒全力スタートの後、通常のペース配分

結果、15秒全力スタートが通常ペース配分よりも4秒ほど早くゴールしピーク酸素摂取量も高いことがわかりました。90秒全力スタートに関しては特に差は見られなかったようです。

180秒以下のイベントにおいては15秒全力スタートのような作戦がより多くのエネルギーを生み出し、パフォーマンスを向上させるとまとめられています。

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中~長距離のイベントではスタートは落ち着いて、180秒以下の短距離・短時間のイベントはロケットスタート(15秒くらい)ですね。

次は気をつけよう(笑)。

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