2022-1-10(脚をケガした時に ”しない” 方が良いこと)



オーストラリアのメルボルンにある La Trob 大学の Sports and exercise medicine research center によると、下肢の腱を痛めた時には以下のことを "しない” 方が良いとのこと。

La Trobってなんか聞いたことあるなぁ〜と思ったらスキー仲間のW氏が以前そこで研究していたような...。そんなんで一緒にカンガルーホペットに参加したうような...。

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1:完全に休む
「使わなければダメになる」という格言がありますが腱にも同じことが言えます。完全に休んでしまうと腱やそれに付着する筋肉の能力を低下させることになる。だからと言って痛みを無視するべきではなく大丈夫な範囲まで負荷を落とし少しずつその範囲を広げていくことが大切です。


2:物理療法
腱に負荷がかからない状態で行う物理療法は長い目で見るとあまり有効ではないと言われています。電気治療やアイシングは一時的には痛みを和らげてくれますが、腱に負荷をかければ再び痛みが出るでしょう。


3:注射
腱に薬剤を注射することに関してはこれまでにあまり良い報告はなされていません。まずは運動に基づいたプログラムが大切で、それを行わずして注射をすることは避けたほうがいいでしょう。


4:痛みを無視する
しっかりと負荷をコントロールしましょう。痛みは負荷が強すぎるというメッセージでもあります。トレーニングの内容を調整しましょう。


5:ストレッチ
実際の運動場面はさておき腱を最大の長さよりもストレッチすることはあまりお勧めできません。筋肉が張っている時にはストレッチの代わりにマッサージをお勧めします。


6:マッサージ
腱に痛みがあるということは腱に負荷がかかりすぎて炎症を起こしているということです。したがってその部位の損傷がひどくなれば痛みも増すでしょう。マッサージ直後に感覚がよくなることがありますが運動時にはそうでもないようです。「5」でも触れましたが筋肉に対するマッサージは有効です。


7:余計な心配をする
病院に行ってMRIを撮ったりお医者さんの話を聞くとほうんとうに運動して大丈夫か?と思うでしょうが安心してください。少しずつ段階を踏んで負荷をかけていけば大丈夫です。病理学的にもきちんと確認されています。


8:断裂の心配をする
ある意味、痛いことで腱に過剰に負荷がかからず腱は守られます。腱を断裂する人はそれに前もって痛みがあったわけではありません(何らかの異常はあったと考えられます)。痛いからといって必ずしも断裂するわけではないようです。


9:リハビリを途中で辞める
リハビリをショートカットするのは良くない!腱がより強く再建されるためには時間が必要です。場合によっては3ヶ月以上必要なこともあります。一時的に痛みがなくなっても運動時に痛みが出ることがあります。時間はかかりますが地道に取り組むことが大切。


10:どれくらいがやりすぎなのか理解していない
ダッシュ、ジャンプ、急激な方向転換など、腱をバネのように使うと非常に大きな負荷が生じます。このような運動以外で生じる負荷は腱にとってそんなに大きいものではありません。ウエイトを使ってもゆっくり動けば大丈夫です。またこのような運動は筋肉を強化するのにとても有効です。


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まとめると、筋力トレーニングから始めて徐々に弾むような動作を行い、段階的に持久的な要素も入れていくと良いでしょう。そうやって腱を長いスパンで強化して行くことが良い結果につながります。できれば近くの専門家に話を聞いてみましょう。

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まずはケガをしないことが大切ですが、ケガをしてもやるべきことをコツコツするだけです!

痛み止めを使う方も多いようですが...個人的には反対です。中には痛みもないのに予防のために痛み止めを飲んでおくという方も...。

痛み止めは、痛みを感じなくするだけです。痛みはある意味で体がそれ以上壊れないようにする予防策というかアラームみたいな物です。それを無視すれば体はもっと壊れるでしょう。

使用せざるを得ない場合もありますが、極力避けた方が良いかと思います。



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