2021-9-26(「足を着くのは重心の真下」は本当 !? )

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よく「足は重心の真下に着きましょう」というアドバイスを耳にしますが、それって本当でしょうか!?

Kinematic Variations Due to Changes in Pace During Men's and Women's 5km Road Running
Hanley, Brian; Smith, Laura C.; Bissas, Athanassios

この研究ではイギリスで行われた5kmロードレース中の選手の動きをモーションキャプチャーで解析。950m地点、2400m地点、3850m地点で撮影しています。

その結果...

選手たちはどの地点でもおおよそ重心の33cm前方に足を接地しているとのこと。興味深いことに、ペースが落ちようがストライドやケイデンスが変化しようが接地位置はレース中ほぼ変わらなかったようです。

また、男女でも重心に対する接地位置に大きな差はないとのこと。

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これはイギリス選手権か何かだと思うのでエリートレベルの選手の動作を解析したデータではありますが、何かしら参考になるかと。

ちなみによく"重心の真下に~"と言うアドバイスを聞くことが多いですがそれは意識や感覚の話。実際に重心の真下に足を着くと物理的には転けるらしい笑。

重心はおよそ骨盤の少し前あたりなので、その真下より30cmくらい前方に接地...。個人的にはなるほど良い感じがするような。皆さんもお試しを!

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