登り坂は走った方が良い?歩いた方が良い?

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登り坂に苦手意識のある方も多いと思います☝️。今回は登り坂、特にトレイルランニングなどで登場するめちゃ急な登り坂に関する研究をご紹介。

Energetics of vertical kilometer foot races; Is steeper cheaper?
Journal of Applied Physiology 120(3)
Nicola Giovanelli , Amanda Louise Ryan Ortiz , Keely Henninger , Rodger Kram

これまでにも登り坂に関する研究はありましたが、比較的角度の浅い登りに関するものがほとんどだそうです。

この研究ではバーティカルレースのような(例えば距離5,000mで累積標高1,000m)急な登り坂について検討されています。

実験の対象者は15人の健康な男女(32.9±7.5歳)。7つのトレッドミルの角度条件(9.4°〜39.2°)で5分間走ったり歩いたりして、エネルギーコストや動作の解析が行われています。

ちなみにトレッドミルのスピードは「1秒間に35cm登る」速度に設定。

その結果...

○ 15.8°以上の角度では走るより歩いた方が 8.45±1.05% エネルギーコストが低い。

○ 歩くにしても走るにしても片足で体を支える時間が短くなる。

○ 走るよりも歩く方がピッチが28%低く、ストライドが28%長い。

まとめると...

15.4°以上の角度の登り坂では、走るより歩いた方が効率が良いようです☝️。この時の歩き方はピッチは少なくなるけど大股が良い。

もし走るにしてもピョンピョン弾むというよりグイ〜っと地面を押すようにして大股で歩を進めると良いかも。説明も難しいのでこの辺りは直接聞いていただければ🙇‍♂️。

ちなみに...

15.4°というと勾配にしておよそ27.5%。これは100m進んで27.5m登るということで1,000m進んで275m登るということ。5kmだと1,375m登る。

昨年参加した四国中央スカイランが距離4,8kmで累積標高850m。となると... あれ?意外と走った方が良いのかも...。

とはいえ、この研究の対象者は競技に取り組むマウンテンランナーとのことなので、我々はもう少し緩い坂でも歩いていいことにしましょう笑。



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