その①の記事はこちら(https://sokka-sokka.seesaa.net/article/481619821.html)。
ランニングなどをしていると確かにケガはする。しかし、ケガをする人としない人の筋力や柔軟性の違いはほとんどなく、どういう人がなぜケガをするのか非常にわかりにくいという内容でした。
謎は深まるばかり...。
さらにこんなことも指摘されています 👇
When it comes to sports injuries, can screening tests predict the future?
ALEX HUTCHINSON
PUBLISHED DECEMBER 8, 2019(UPDATED DECEMBER 11, 2019)
現在、筋力や柔軟性をテストし将来起こりやすいケガを予測するスクリーニングテストが広く行われるようになりました。
例えばこんなやつ(自分の場合はケガを予測するためではなくケガの原因を探るのに幾つかの動作をチェックします)。
しかし、ノルウェーのRoald Bahr氏によると、こういったもので将来のケガを予測するのは非常に困難とのこと。
表面的にはケガを予想することは可能に思われこれまでにも数多くの研究が行われて来ました。彼自身も2016年にサッカー選手を対象に研究を行い、ケガをする人はしない人に比べハムストリングスと大腿四頭筋が弱いという結果を得ています。
そうなると、「じゃあ、ケガをしないようにハムストリングスと大腿四頭筋を鍛えよう!」となるわけですが、ここで注意が必要!Bahr氏が言うには、「○○がケガと関連性がある」というのと「○○でケガを予測する・防ぐ」というのは全く別のものなんだそうです。
彼の研究でも統計的にカットオフ値(陽性と陰性の判定基準)を求めたところ、結局のところ陰性の選手でもケガをしているし、陽性でもケガをしない選手も数多くいたそうです。簡単にはハムストリングスや大腿四頭筋が弱くてもケガをしない選手はたくさんいるし、強くてもケガをする選手もたくさんいると言うこと。
上のようなスクリーニングテストをして、「○○ができないからケガをします」とか「○○ができるからケガをする心配はあまりありません」と言うことは " できない " と言うことですね〜。
かと言って、彼はケガを防ぐことができないと言っているわけではありません。
実際にケガの発生率を低下させるw-upの方法や様々なトレーニングが提案され効果が証明されていますが、彼によるとそのようなw-upやトレーニングはテストの結果に関わらず全員実施すべきだそうです。
確かに、ランニングを例に挙げると走るのに必要な筋肉や動作って人間であれば共通のはず☝️。あの人は足首をたくさん使ったほうが良い、この人は腕をたくさん振った方が良い、なんてことありません。
動作が共通だから自ずと必要なトレーニングも決まってくるから必要なことはみんなやろう。また、上述のハムストリングスや他には足首など体の一部を見るのではなく、全体を見る必要があるんだと思います。
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もう1点!交通事故とか捻挫みたいなケガ以外は大体ゆっくりじわじわ生じるもんです。
だんだん痛くなるから気がつきにくいと言うのもあるかもですが、そんな痛みがケガを予測するのに一番有効かもしれません。
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