2021-7-22(シューズのドロップ差はケガの発生率に影響しない!?)

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ドロップ差とは靴の踵部分とつま先部分の高さの違いです。

大抵の靴にはこのドロップ差がありますが、このドロップ差が「自然ではない」ということで、「0ドロップ」つまりはドロップ差のない靴も多く見られるようになりました。

一般的にドロップ差のない靴の方が自然で怪我をしにくいのでは!? というイメージがあるんですが、以下の研究を見てみるとそうでもないようです。


Influence of the Heel-to-Toe Drop of Standard Cushioned Running Shoes on Injury Risk in Leisure-Time Runners: A Randomized Controlled Trial With 6-Month Follow-up
Laurent Malisoux , Nicolas Chambon , Axel Urhausen , Daniel Theisen
The American Journal of Sports Medicine 44(11)

簡単にまとめると...

趣味でランニングに取り組む553人が研究の対象。

無作為に0mmドロップ、6mmドロップ、10mmドロップのシューズを渡され、その靴を履いて6ヶ月間いつも通りの趣味で走る生活をします。参加者は日々のランニングの記録や、もし怪我をした場合はすぐに報告する。

その結果...

全体では、0mm、6mm、10mmのどのシューズでもケガの発生率に違いはなかったそうです。

しかし、ランニングの頻度によってグループ分けして比較してみると... たまに走る人(過去12ヶ月のうち半年も走っていない)は0mm & 6mmの比較的ドロップ差の小さい靴の方がケガが少なかったそうです。

一方、頻繁に走る人(過去12ヶ月のうち半年は定期的に走っていた)は0mm、6mmの靴を履くとケガの発生率が高かったらしい(10mmの方がケガが少ない)。

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全体としてはケガの発生率に違いはないとのことですので、あまり深く考えなくて良さそうです。

一方であまり走らない人はドロップ差の少ない靴、頻繁に走る人はドロップ差の大きい靴の方がケガが少なそうですので、その辺は靴を選ぶ際に一つ参考になるかと。

結局はあまり難しく考えず、やはり実際に履いてみて、履き心地の良い靴を選ぶことが大切です。


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