2021-9-15(攻めすぎない!? ナチュラルな厚底クッション:SALMING Greyhound)

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SALMING Greyhound(18,150yen)。

近年マラソンなどで厚底シューズが取り立たされていますが、個人的にこいつは一味違うな〜と地味に感じております。特にカーボン入りの厚底シューズというと「記録を狙うためのもの」みたいなイメージがあるのかなぁと思うんですが、まずそっち系では無い。

カーボン不使用の厚底ランニングシューズというとロッカー形状と言って足先の部分を反らしたように丸くしていることが多いのですが、こいつはロッカー形状が弱めというか普通。

コロコロ転がりすぎないので安定するし、コントロールしやすい☝️。

こいつは何というか... 「あまり攻める感じの靴ではなく、結果的に履きやすいのでは!?」というのが1年半でこの靴を2足履いた自分の感想。

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厚底クッションが余分な衝撃を吸収してくれ足にとても優しい。

その一方、反発も良くポンっと前に進みやすい。

それは大体の厚底シューズがそうだと思うんですが...

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SALMINGの靴は何と言っても「足の自然な動きを邪魔しない」というのが良い点かと。クッション等の靴の恩恵は受けつつも、靴に自然な動きを邪魔されることなく伸び伸び体を動かすことができます。

そのための独自構造が色々と盛り込まれているわけですが、特にわかりやすいのが「TGS62/75°(トーションガイドシステム62/75°)」。これは靴の全長の踵から62%の位置で、75°の角度で靴が屈曲するようになっている構造です。

足と靴が同じように屈曲するためすごくナチュラルな履き心地がするんです。

しかし!

レースなどでビシバシ走るにはこの靴は少し柔らかすぎるかも知れません。クッションと反発のバランスが超絶良いが、足に追従するある種の柔軟性がスピードを求める場面では裏目に出るかも。

そんな時はそれこそカーボンプレートの入ったシューズなんかの方が良いでしょうね〜。

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では、この靴はどんな人におすすめなのか !?

ズバリ!「あまりスピードを求めない人」です☝️。

前述のように足の自然な動きを邪魔せず自然な履き心地で伸び伸び体を動かすことができる構造になっています。しかもクッションが足に優しく反発のバランスも良い。

あまりスピードを求めない場合にある意味 最高の一足かと!

自分の場合は疲労抜きでのんびり行うLSDやノルディックウォーキング、散歩なんかに重宝しております。冬はマラソンに向けてちょこちょこ20~30km走をしていましたがその時も活躍したな〜。ハードな練習の後に履いても心地よい。

普段からゆっくりしか走らないという方やマラソンに出るけど完走が目的だからスピードは出さないという方、ウルトラマラソンのような長距離・長時間のイベントにもおすすめです。

この靴は耐久性も非常に高いんです。アッパーの耐久性もさる事ながらソールはVibram XS Trekというトレッキングシューズなんかに使われるものが使用されています。グリップ力が高く削れて減りにくい!(ロードシューズでVibramって珍しいかも!?) 林道や登山道でも使えますよ。

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取り寄せの場合も多いですがカラーバリエーションも豊富です。

スピードが出せない訳ではありません!しかし、この靴の良さは心地よいクッションと反発、安定性、ナチュラルな動きを邪魔されず伸び伸び体を動かせること、あと耐久性にあります。

あまりスピードは求めない・攻めないけど、ナチュラルで足に優しく、快適に走れる・歩ける靴はないかなぁ〜という方にピッタリの一足です。

ぜひお試しを!

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