靴下を選ぶ際、気をつけたいポイントその①が「素材」。
ちょい昔ですが、こちらの研究(□)によると、長距離ランナー35名を対象に "綿" と "アクリル" の靴下を使用させ、水ぶくれのでき方に違いがないか調べたところ...
綿だとアクリルの "2倍" 水ぶくれが発生し、その大きさもアクリルの "3倍" だったらしい...。
綿とアクリルの最も異なる点は "保水性" です。綿は水をよく吸う親水性、アクリルは水をほぼ吸わない疎水性で、綿はアクリルのおよそ3倍近くの水分を吸収すると言われています。
湿気は皮膚の摩擦を増加させるので、水ぶくれなどの皮膚トラブルの大敵!
また、綿やウールといった天然素材は実は水分を含むと膨らみやすいので注意が必要。アクリルが湿気によって5%膨張するのに対し、ウールは35%、綿は45%も膨張する。
汗や雨で濡れると靴のサイズ感、フィット感も変わってくるかもしれませんね...。
足は汗をかきやすく運動時の足からの発汗量は一時間あたり約200mlと言われています。皮膚トラブルを予防するためには水分を含まない合成繊維の靴下の方が良いかも!?
こちらはショート丈
そこでオススメなのが、この WRIGHTSOCK(2,200yen) です!
WRIGHTSOCKの生地は "Dri-Wright Ⅱ" という独自素材で、これはポリエステル、ナイロン、ライクラで構成されています。大切なことは上述の "疎水性" の素材であること!水を含まず足をドライに保ってくれます!
後述しますが特徴的な "二層構造" で、インナーとアウターで微妙に配合が異なるよう。
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こっちはQuarter丈。くるぶしが隠れる(同じく2,200yen)。
足の皮膚トラブルを予防の二つ目のポイントは 「摩擦」 。
皮膚と靴や靴下が擦れる摩擦力で水ぶくれなどが生じているから摩擦を無くせば良い!...と、そんな簡単にはいかず、それだと靴の中でずるずる足が滑りまくることになり、めちゃくちゃ運動しにくい...涙。
では、どうするか !?
その回答の一つが 靴下の二重構造 です。
WRIGHTSOCKは内側の白い生地の層と外側のカラーの層の二重構造になっています。要はインナー層とアウター層の間で摩擦力を緩衝し、足の皮膚に直接加わる摩擦を減らすという仕組み。
二重構造ってあまり馴染みがないと思うのですが、意外と昔からアイデアとしてはあるようで、例えばこちらの研究(□)はアメリカ軍の兵士を対象にしたものですが、一層構造の靴下と比較して二重構造の靴下だと水ぶくれが69%も減ったと報告されています。
別の研究(□)でも二重構造の靴下の方が一層構造よりも優れているという結果のようです。
二重構造が皮膚トラブル予防に優れているのはデータでも示されていますが、靴下がずるずる動かないの!? と心配な方もいらっしゃるでしょう。でもご安心を!WRIGHTSOCKは特許取得の3点留め技術で靴下のズレをなくしています。
自分も実際に使用していますが全く違和感ありません。足指でグッと地面を掴むような動きをするとなんとなく二重構造なのがわかりますが、普通に使用していると二重構造であることを忘れるほどです。
さらに、2層構造の利点は "靴下内部の環境を快適に保つ" ことにもある。
これはちょうど家の窓が二重窓だと断熱効果や結露防止になるのと同じ原理です。
上述の水分を効果的に放散することに加え、インナーとアウターの間に空気の層ができることで夏は涼しく冬は暖かい。この群れのなさはまるで裸足のような感覚です。
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カラーも色々!
ウォーキングにもランニングにもオススメ!
特に足が蒸れやすい、マメや靴擦れで困ったな〜、皮膚トラブルを予防したい!なんて方にはぜひお試しいただきたい靴下です。
シンプルに肌触りが柔らかく履き心地がめちゃ良いのですが、ここまで書いても結局は履いてもらうのが一番良いんですよね〜笑。履けばわかる快適さ!
ぜひお試しください。
2022-6-22
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