
YONEXといえばバドミントンなどのラケットのイメージが強いですが、ラケット等にも使用される "カーボン" の加工とノウハウに強みを持ち、何とラケットだけでなく自転車(ロードバイク)やスノーボードも作っているんです。
そしてランニングシューズも作っている!カーボンプレート内蔵でまた良い靴なんだこれが...!涙
Sokka.では只今そんなYONEXシューズの試し履きを行なっております。22.0cm〜29.0cmまで各サイズありますのでこの機会にぜひその履き心地を実際にお確かめください。履けばその良さがすぐに理解できるはず!
また、ややサイズ選びが難しい印象です。すでに自分も含め何人かに試着していただきましたが、普段は〇〇cmだけどこの靴は違う...なんてことが多いように感じます。サイズ感を確かめるためにもぜひ実際に履いて走ったり歩いてりしてみてください。
外を走っていただいてもOKですし、雨などの場合はSokka.2階のトレッドミル(ランニングマシン)を使っていただいてもOKです。



特にオススメなのが(↑)の2022年2月に発売された「SAFERUN(セーフラン) 100X(18,700yen)」。
届いてすぐに履いてお店の前を走ってみましたが、高いレベルの安定性・衝撃吸収による負担の少なさに加え、カーボンや独自素材による軽く走れる推進力にびっくりしました笑。
カーボンプレート内蔵のシューズも多くなりましたが、なるほどこういう使い方(負担を減らす)もありかぁ〜と自分なりに感動。
あららYONEXのシューズを見くびっていたなぁと反省しております(笑)。旧モデル履いたことがあったのですが、さらに進化していました!
その秘密は...

SAFERUN100Xを解剖するとこのような構造(↑)。この構造とそれぞれの素材に高い安定性と推進力の秘密が隠されている...。
まず、
◎ パワークッションとは... 軟質ウレタン素材(靴にも使われる)と比較し、衝撃吸収性が1.3倍、反発が3倍、重さは1/10と言う素材。この上に生卵を落とすと割れずに跳ね返るんだそうです。
SAFERUN100Xに入っているインソールはそんなパワークッションでできています。機能性はもちろんのこと、足あたりが実に心地よい!
また、

インソールを取り外して靴の内部をのぞくと、前足部分にもパワークッションが配置されていることがわかる。ここに2mmのパワークッションを置くことで特に蹴り出しの際の反発性を高め、高い推進力が得られると言う仕組みになっています。
自分の場合、あまり負担感はないのですが ビシッ!とキレのある走りができるようになりました。向かいの野上家具さんのウインドウに映る自分を見るとストライドが伸びて良い感じ笑。
さらに!

◎ POWER CUSHION+(パワークッション +)とは... パワークッションをさらに進化させた素材で、こちらは何と12mの高さから落とした生卵が割れずに6m以上跳ね上がるらしい笑。割れずに跳ね上がるってどう言うこと!?と思いますが実際に履くとなるほど〜と言う感じです笑。
そんな POWER CUSHION+ がミッドソールの中にハメ込まれており(後足部と前足部)、接地時の衝撃を吸収 & エネルギーに変換してくれ、蹴り出しの際にも反発を強めてくれています。
ちなみに、ミッドソールのベースとなる部分は FEATHER BOUNCE FOAM(フェザーバウンスフォーム )と言う素材でできており、従来素材よりも反発が20%向上した、軽量かつ弾む素材なんだそう。
そして!

忘れてはならないのがこの「3Dパワーカーボン」。
速く走るためだけでなく、安定性を高め多くの人が安心して気持ちよく走れるようにカーボンを使用しているのがYONEXシューズ最大の特徴&独自性かと思います。
使用されるカーボンプレートは踵部分の周囲が立ち上げらることで足の横振れを抑え、あえて硬すぎず程よい "しなり" を持たせることで筋力がないランナーでも負担なくその恩恵を受けることができるようになっています。
実際に履いて走るとすごくナチュラルな履き心地。これが "しなり" の効果なんですな〜。他のカーボンシューズのような足への負担を感じることなくスイ〜っと進む感じがします。
周囲が立ち上げられた踵部分はカップのように足を安定させてくれ、自分のインソールとも相性が良さそうです。
また、

このソール形状も安定感の秘密かと!
後足部の中央部分が凹んでいますが、ちょうどここに足が収まりブレが抑えられているように感じます。ナイスアイデア。
ちなみに、踵外側の色の違うソールはエンデュランスラバーと言ってYONEXのテニスシューズなどで長年使用されているものなんだとか。通常のソール素材よりも20%耐久性が高く、摩耗しやすい踵外側部分をカバーしてくれています。
その他、

うっすらアッパーの補強が見えるかと思いますが、こいつのホールド感がなかなか優秀。
アッパーの素材はそれ自体が非常に柔らかく伸縮性があるのでまるで靴下のようなのですが、この補強が良い仕事をしていて、足にストレスなくしっかりホールドしてくれる。

ベロはこのように切り込みが入っており、ちょうど足首のスジや腱を避けるような構造。
たったこれだけのことなんですが、履くと足首の動きのスムーズさに感動です笑。

地味に靴ヒモにもこだわりがあるようで...締める必要のある部分は細く、結ぶ部分はやや太めの作りになっています。
こうすることでよく締まり、解けにくい靴ヒモになっている訳ですね〜。細かい仕事をしていますね〜。まだ長い距離を走っていませんが、おそらく途中で解けたり緩むことは少ないだろうと思います。
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正直、突然試し履きのシューズが送られきてこちらも「あれ !?」って感じだったのですが、履いて走ってその性能に驚きました。
また、靴をよく見ると素材の素晴らしさはもちろんのこと、細部にわたってその組み合わせ方や構造に工夫が見られ、その相乗効果による素晴らしい履き心地に脱帽です。
さすが日本メーカー!(YONEXはもともと新潟の会社です)
バドミントンのメーカーだろう〜と侮ることなかれ!自分もあまりの履き心地の良さとその細部にまでこだわりのある作り込みに思わず長文を書いてしまった笑。
皆さんもぜひ一度この靴の素晴らしさをご体感ください。試し履きは17日までの予定です!
この記事へのコメント
保田裕貴
セーフラン100Xメンの購入を検討しているのですが、近隣に取扱店がなく、インターネットでサイズ感を検索するも、なかなか情報入手できず困っている中、Soka様のブログを拝見しました。
ブログの中で、「普段は○○cmなのに・・・」と書き込みがありましたが、大きめもしくは小さめのどちらでしょうか?
当方、普段はワイド2Eで26.5cmを履いています。
突然の質問で申し訳ありませんが、アドバイスをいただければ幸甚です。
sokka.
コメントありがとうございます。基本的には普通のサイズ感でOKなのですが、通常よりも小さく感じる、反対に大きく感じるサイズがあります。幅はやや細めです。
普段が26.5cmで問題ないようでしたら26.5でいいかなぁ〜と思うのですが、幅が心配でしたらヒモの通し方で調整するか、フィット感に関してはSAFERUN AERUS、200Xの方が履きやすいかもしれません。