2023-1-27(大会までの調整ってどうすればいいの?)

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最近お店でもこんな会話をすることが増えました!ネット上には様々な情報が溢れ、いろんな人がいろんなことを言っていて調べるとかえって混乱してしまう...苦笑。

ということで、簡単ではありますが大会前の調整(テーパリング:どのように練習量を減らすと良いか)について自分なりに調べてみました。


A Practical Approach to the Taper
Jacob M Wilson, Gabriel J Wilson
Strength and Conditioning Journal 30(2):p 10-17, April 2008.

Tapering for Endurance Athletes
Ed McNeely, David Sandler
Strength and Conditioning Journal 29(5):p 18-24, October 2007.

参考にしたのは上記の論文。以下は僕がふむふむと思った部分だけを抜粋したものなので正確なことは是非全文を読んでみてください。

これによると...

◎ 適切なテーパリング(練習量を減らす)によってパフォーマンスが向上することが様々な研究で確認されている。

◎ テーパリングは全てのアスリートに同じように効果がある訳ではない。その人がどれくらい、どのような練習をしているかによって適切な方法が異なる。

◎ 週に4時間ほどしか運動していないのであれば特に練習量を減らしても効果が少ない。大会1〜2日前に練習を休むくらいでOK。

◎ 週に6〜10時間運動をしている人は7日ほどかけてトレーニング量を60〜90%減らすと良い。週に10時間以上トレーニングをしている人はもっとテーパリング期間を長くとると良い。

◎ 練習量は少しずつ減らすほうが良さそう。例えば2週間のテーパリング期間を設ける場合、1週目は練習量を普段の60%ほどに、2週目は普段の30%ほどに減らす。

◎ 練習の頻度(週に何回練習するか)はあまり減らさない。頻度を減らしすぎると運動の感覚やテクニック的な要素を忘れてしまう。

◎ 練習の強度(スピードや心拍数、キツさ)は下げないかむしろ少し上げる。テーパリング中に練習の強度を下げるとパフォーマンスが低下する恐れがある。

◎ 最終トレーニングは良い形で終えることが大切。疲労感を残して終わるのではなく、快調に走り、エネルギーに満ちた状態で練習を締める。

◎ 念の為...大会前の調整は多くの要素が絡み合い非常に複雑。さらに自分以外に同じ人間は存在せず、様々な方法が提案されているがあくまで参考程度であり、実際は自分で調子を見極めて練習量や練習内容を調整する必要がある。



とのことです。

僕の場合はレース前にちょい休むくらいで良いのかも...涙。もっと走りたい〜笑。

ただ、ちょっとだけ練習量を抑えて短距離のダッシュやインターバルを入れてみようと思います。経験的にもこういう練習をすると感覚がいいんですよね〜。そして大会前は多分お店も忙しいから少し練習は休みですかね笑。

皆さんも大会前の過ごし方を考えてみては!? その他、何か不安なことなどあればお気軽にご相談ください!






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